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「装飾」と「虚飾」
文谷 蓮 2025.10.11
「装飾」と「虚飾」

アクセサリーを日本語で言うと「装飾品」または「装身具」となります

装身具は、もともとは呪術的な意味合いを持っていた、とも推測されている。支配者階級が出現すると自分の余力、財力を示すことで自分の権勢などを他者に示す目的で身につけた

……とウィキペディアが言ってました

なんてことだ、きのうぼくが嫌いだと書いた「ちょっと売れるとすぐロレックスを買いたがる芸人」は「装身具」の本来的な使い方をしているのだ!

とまあそんなことはさておき、アクセサリーには装飾以外にも、さまざまな意味あいがあるわけです

現代でも、結婚指輪なんか、そのわかりやすい例ですよね。誓いの意味もあるし、「虫」よけにもなる

化粧だってそうです

民族によって、魔除けであったり豊穣祈願であったり鎮魂であったり

役者は、衣装を着て、メイクをほどこされ、より深く役柄と一体化することができる

これは役者以外にも言えることで、学生服・スーツ・作業着・ドレス・喪服……衣装をかえることによって、その場に適した「仮面」を肌になじませているのでしょう

「演技をしている」というと、どうしても悪くとられがちですが、そもそも人間も現代社会に生まれていなければ野生動物と大差ないはずなので、ふつうに生活しているだけでそれはもう「演技」なのだと思います

ただ、生まれてからずっと演じているから、よくなじんだ役であるというだけで

だからぼくは、「装飾」ってすてきなことだと思うんですよね

実際の自分よりも、すこしだけうつくしく、すこしだけかっこよく、すこしだけ賢そうに見せたい

でも、その「欲」には、自分自身の価値観や美学がまちがいなく反映されているわけで

「等身大」もいいけれど「背伸び」だって悪いことじゃない。背伸びを続けているうちに、ほんとうにすこし背が伸びるかもしれない

だけどこれが「虚飾」になってしまってはいけない

ほんとは「8」なのを「9」に見せようとするのは許せるけど、「0」を「1です」と言うのは気持ちが悪い

女風セラピストには、「幻想」を売る仕事という一面があります

着ぐるみの中で汗だくになっているアクターのように、水面下でたえず水をかいている鴨のように、「8」を「9」に「9」を「10」に見せようと必死であがいている

でも「ない」ものを「ある」ように見せるのは不誠実だし、「5」を「9」に見せるのはムリがある

きれいにパッケージングして、手にとってもらいやすくするのもだいじだけど、封をあけたときにがっかりさせてしまわぬよう、地力もつけていかなくてはいけない

両方バランスよく、がんばっていく所存です

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