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僕の声が、出来るまで
紬 2026.10.16
僕の声が、出来るまで

僕が「声」について学び始めたのは、18歳の頃。

今からもう、9年ほど前になります。

きっかけは、本当に些細なことでした。

何気なく、僕が喋っている動画を友人に送った時。

その友人が、僕の声を褒めてくれたんです。

たったそれだけ。

でも、その一言がきっかけで、

「自分の声って、もしかしたらちゃんと磨いたら武器になるのかもしれない」

そう思いました。

そしてここから、僕の長い長い「声」との付き合いが始まります。


当時の僕は、今とは全然違いました。

もともと喉が弱くて、大きな声を出すことすら苦手。

滑舌も甘い。

出せる音の幅も狭い。

表現力だって、ほとんどない。

当然です。

何も鍛えていなかったんだから。

だから、とにかく練習しました。

一時期は、朝から晩までカラオケにこもるような生活を、1年ほど続けていました。

苦手な音を何度も何度も繰り返す。

力まず、喉に無理をさせず、大きな声を出す方法を探す。

同じ言葉でも、感情を変えて何度も喋る。

どうしたらもっと伝わるのか。

どうしたらもっと心地よく聞こえるのか。

どうしたら、自分の頭の中にあるものを「声」に乗せられるのか。

ひたすら試していました。

滑舌について調べている中で、歯も原因の一つになっていると分かった時には、すぐ歯医者に行って治療しました。

今振り返ると、

ちょっと狂っていたんじゃないかと思うくらい、声のことばかり考えていました。笑


それから約9年。

大げさではなく、

「声について考えなかった日は、一日もない」

と言い切れると思います。

そして、それは今も変わっていません。

むしろ知れば知るほど、

「もっとこうしたい」

「ここを変えたら、もっと良くなる」

「あの表現もできるようになりたい」

そんな欲がどんどん増えていきます。

たぶん、一生完成しないんでしょうね。

だから面白い。


僕は普段、自分のことを何でも「すごい」と言えるタイプではありません。

まだまだ足りないと思うところも、たくさんあります。

でも。

自分の価値ってなんだろう、と考えた時。

「声」だけは、胸を張れます。

才能だけで手に入れたものではありません。

18歳から今日まで、

何千、何万時間と向き合って、

失敗して、試して、また直して。

僕の人生の一部を使って育ててきたものだから。

だから僕は、この声には

「お金をいただく価値がある」

と、自信を持って言えます。

それくらい大切に育ててきた、僕の財産です。


毎日投稿している「紬声日記」も、

僕の声のほんの一部分に過ぎません。

甘い声も。

落ち着く声も。

少しドキッとする声も。

距離が近くなった時の、小さな声も。

文字や録音だけでは伝わらないものが、まだまだあります。

だからいつか、

イヤホン越しではなく。

あなたのすぐそばで、僕の声を聞いてほしい。

9年間育ててきた僕の声が、

あなたにはどう聞こえるのか。

それを知れたら、僕はすごく嬉しいです。

これからも声について考え続けます。

きっと明日も、

「もっと良くしたい」って悩んでいると思います。笑

それも含めて、僕の大切な財産です。

いつか直接、聞きに来てください。

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