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質問
 

Q.お客側もセラピとは基本的にはツイ垢やお店公式のラインでしか繋がれないのでセラピ側が気に入らないことがあったり、クレームしてもスルー、店舗に伝えても客側が悪かったとして片付けられる現実があることも知ってほしいです。


長くなりすぎてなかなか回答できませんでした。

このご質問の主文は「~現実があることも知ってほしいです」なのでしょうが、枕詞的に「セラピや店舗の損失や精神的なショックはわかりました」とあるので、うがった見方をすれば「ユーザーも理不尽を受けているのだから、あなたたちもおあいこでしょ?」という意味にも読めてしまうのですが、とりあえずその受け止め方をするとダークになってしまうので、少し抑えて…
実損のでる無断キャンセルと、クレームを受け止めてもらえない不条理は少々レイヤーの違う問題なので分けて考えた方がよいです。

とても現実的にお話しするので、途中までで気分を害してしまうかもしれませんが、最後までお読みくださいませ。

ドタキャン問題は実損が出る債務不履行状態になるので、現実的には訴訟などは難しい(コスト・損害額の立証)とはいえ、倫理的な問題となります。それに加えてこの損害を未然に防止する策がシステム上まだ足りないというのは以前お話しした通りです。

そして後半のお話。
セラピとの接点がTwitterやお店LINEしかないことから始まって、お店へのクレームのお話になっているので、恐らく質問者様は気にいらないことがあったりしたときに、セラピストに物申してから、それに抗弁されたり無視された結果を受けて、お店にクレームという順序でことを進めたのではないかと予想します。
その仮定でいえば、お店の対応の是非は一旦置いておいて、順序は正しくないと思います。
クレームを入れるべき事柄は、セラピスト本人をすっ飛ばして店に伝えるべきです。
店にクレームが入れば比較的すぐに本人に事実確認が行われると思うですが、ここでセラピストに先に伝えてしまうことによって、セラピストが自身を正当化するロジックを組み立てたり(あるいはお客様の虚言説を作り出す)、店への弁明を準備する時間を与えることになります。(一般社会でも会社や上司に対し自分へのクレームが届くと予めわかっていたら、少しでも責任を軽くする言い訳を考えてしまうものです)
この時間を与えずに店からの事実確認が入れば、セラピストに身に覚えのあることであれば、事実を認めて反省したり、答えに窮したり、逃亡するか(よほどひどい場合)、の結果が出そうなもので早期に決裁が下ると思います。

また、クレームを入れるべき内容・事象について、不満に感じる主なところは
①アポイントの時間管理や接客態度など客商売の基本
②サービスに満足できず
③本番行為の強要被害 
といったところでしょうか。

これらをお客様が悪かったこととして片づける、というのは事情によってまた様相が異なってきます。
その理由のひとつとして、無店舗型派遣の形態である以上、現場で何が起こっているかわかる人が当事者しかいないことが挙げられます。

①については、直接現場を見ていなくても約束の時間に合流していない、コース時間を全うしていないことは連絡タイミングなどのエビデンスがあるので整然と状況を伝えられそうです。
特に時短については契約不履行になるので、私の前所属店では極端な時短のケースであれば一部返金対応が行われるレギュレーションがありました。
接客態度だけはお店が直接見ていないので、即何かジャッジされるものではないかもしれませんが。

②についてはものすごくその場での扱いが難しいところです。
「事実」と「感想」の線引きが難しいこともあります。
たとえば手マンが強すぎて出血してしまった、という内容であればお店もセラピストも真摯に受け止めるべきですが、「性感がうまくなかった」だと少々困ると思います。
また、「イチャイチャが足りない」とか「私を褒めてくれない」だと更にジャッジが難しいです。
いずれも「感想」の度合いが強いからです。

③についても、音声や映像の記録がないとたとえ事実であってもなかなか即ジャッジはしにくいところです。いかんせん、見ていませんから。
とはいえ、同様のクレームが複数件届くと、お客様の主張の信憑性が高まりお店も動きやすくなります。

運営から現場が見えていない都合上、どうしてもクレームへの即対応が難しく(キャストが事実を即認めれば話は別ですが)、どちらかあるいは両方が嘘をついている可能性も織り込んでクレームを受け止めねばならないのが常です。
前述の通り、同様のクレームがくることも視野に入れて、クレーム後はしばし静観するというのもよいと思います。
感情的に詰めるのも避けた方がいいです。
感情的になると論理破綻しやすく論理も形勢も崩されてしまいます。

クレームは「相手」「内容」「要求」について冷静に伝えないと、一気に悪者にされてしまう側面があります。
お店に言ってもスルーされるというのは理不尽だし胸糞悪いですが、掘り下げてみるとその点うまくいってないのかもしれないなと想像しました。
(もちろん本当に真摯に受け止める気のない場合もあるかもしれません。その場合は唾はいて利用をやめて次にいきましょう)

ちなみに私がデリ利用時にどうしても我慢ならなかったときは、店長、MGR、あるいは本部宛に
「女性本人にはとりあえず言わなくていいんですけど、今回~~~っていうことがあって。いや、わかる。わかるのよ。そうしたくなる気持ちは。でもこれって楽しんでサービス受けられないし、こういうのが続くと掲示板とかで広まって悪影響だし、それとなく全体に注意喚起してもらいたいです。今後も都合よく使っていきたいから、店の人気落ちてもイヤなんすよ」って言います。
すると、自分の発している言葉にも余裕があるので、結構真摯に受け止めてもらえます。
「おかげさまで、それとなくキャスト一同に指導できました。今回はありがとうございます。次回ちょっと割引しますね」
とより濃密な信頼関係を運営と築くことができます。信頼関係が少しでも出来てくると言葉は更に届くようになります。…という余談でした。
質問
 

Q.無断キャンセル問題をどう思いますか?どうすれば無くなると思いますか?



各店舗様の運営さんから、ちょっと怒られるかもしれない回答です。

無断キャンセル問題はある程度の周期で見聞きしますよね。
私も先日「無断キャンセル?」という事象に見舞われまして、来ない人を駅前で待ち続ける虚しさを知りました。結果的にこれは無断キャンセルではなかったのですが…。

さて、無断キャンセルとは事前にキャンセル連絡がないまま、当日のご予約時間をむかえてしまったり、待合せ場所にきてくれない、といった事象なので内訳をつくるならこのようなところでしょうか

①忘れてた/日時勘違い
②寝坊
③体調不良や身内のトラブルなど
④何らかの心境の変化によりバックレた
⑤悪質ないやがらせ

①〜③は悪意はないけれど、結果的にお店やセラピスト側からみたら、無断キャンセルということになってしまっているケースです。
問題なのは④と⑤ですね。無断キャンセルしている自覚もあるし、⑤なんてキャンセルするのがゴールでもなく、その後の迷惑・損害がゴールですから。

これがなぜ起きてしまうか。
誤解を恐れずに言えば
「それが出来てしまうシステムで予約の運用をしているから」が大きいところだと思います。

男性向けデリヘルでは、無断キャンセルの話をまったく聞かないわけではないですが、それほど多くない(特に悪質なものは)という印象です。
殆どのお店で本人と連絡できる手段「電話」の確認がなんらか入るもので、お店と一度も電話をせずに利用まで到達できるお店はそう多くないと思います。
WEB事前予約は初回利用では不可とか、電話をかけて会話しないと予約成立しないとか、事前予約しても当日予約時間の〇時間前に店に確認電話をいれる/もらう等しないとキャンセル扱いになるといったお店が多いと思います。
それでもやろうと思えばバックレたり、悪質ないたずらをすることは可能ですが、本人と繋がる電話番号を押さえられてるという事実があるので、その気になれば(怖いお兄さんが絡んだりして)電話番号から自分にたどり着いて(お金をかければ出来るらしい)追い込まれるかもしれない、といった強迫観念が一定のストッパー効果を持ってるのではないかと思います。

女風ではどうでしょうか?ご予約フォーム、メール、DMで予約が成立するお店が多いと思います。
電話番号欄が必須になってますが、それが繋がらない番号でもそのまま予約が通っていたりしないでしょうか?
バックレや悪質ないたずらが比較的簡単にできてしまう(ストッパーが効いていない)システムだから、実際に起こってしまうのだと思います。
悪質ないたずらの主が、売れっ子を妬む同店セラピストだとしたら?→お店の予約オペレーションを理解してるので、尚更やりやすい、なーんてことも邪推できます。
女風では女性オーナーのお店なども多く、背後に怖いお兄さんがいる?を想像させるのもなかなか難しいものがあります。

電話なしでも成立するシステムは、利用者が女性であることを考えて、より抵抗感や壁を薄める、かなり歩み寄った結果だと思いますが、今はそれがシステムと穴になっているのでは?という見方になります。

個人的には、たとえば初回のご予約の方には、一度電話連絡をさせていただいてからご予約成立という仕組みをとるとか、デポジットみたいに事前に一部または全部入金にするなどの手法をとってもいいと思います。
男性向けでは、ロングコースやお泊まりみたいな高額コースは本指名の場合のみという決まりがあるお店も少なくないです。
そのくらい損害の回避に努めてます。

「穴があるから突かれてるだと?そんなに女風ユーザーを信用できないのか」と言われてしまいそうですが、
予約フォームやセラピストさんのアカウントには、お客様あるいはお客様になりえる方以外からもアクセスできてしまいます。
実際にご予約いただいてお会いするまでは完全に信じてはいけないです。
これはビジネスです。機会損失、損害へのリスクヘッジは必要です。
リスクアセスメントをして、それでもユーザー様の意欲を削がぬよう、このシステムのままいくのであれば、万一無断キャンセルにあってしまったら、セラピストの交通費実費をお店が負担するとか、キャンセル料からセラピストへの報酬を一部補填するとか、なんらかのカバーがないと苦しいところです。
セラピストが悪いわけではなく、これはシステムの弱点なのですから。

 
質問
 

Q.利用後に虚しくならない、スッキリで終わらせる接客ってどんなことなんでしょう?



風俗利用後の虚しさは男性の方が強いかもしれません。逆に言えば女風を利用する方々にはそんなにないかもしれません。
原因は衝動・お金・賢者モードの三本立てです。

女風利用者の皆様と比して、男性の風俗利用は衝動またはノリがきっかけになります。
この勢いは止められず、たとえお目立ての嬢が予約できなくても二の矢、三の矢を放って利用することもあります。
そして、女風と比して(直近の回答ともかさなりますが)、男性向けの風俗はかなりドライに与えられた任務を粛々とこなす嬢が多いので、スッキリと果てはしても、なーんか思ってたのと違う感覚と、賢者モードによって「得た満足感と対価のバランス」を妙に冷静に見てしまいます。
こちらの想像を超えるホスピタリティとプレイをこなす、しごでき嬢に当たらなければ基本的には満足感<対価となり、虚しさが残るケースが多いです。
後悔と言うべきかもしれません。
「こんなのに2万だすなら真っ直ぐ帰ればよかった」のようなものです。

女風は多くの方が事前に計画を立てて予約をして臨むので、大元は衝動ありきですが、当日は衝動は沈静化されていて、あくまで計画に基づいて現場に向かうことになりますから、当日のセラピストの出来不出来だけでジャッジしやすいので、楽しかったか/楽しくなかったか、スッキリしたか/しなかったか のジャッジに衝動的行動への後悔が乗りにくいという違いはあるかもしれません。
私はなるべくスッキリ/スッキリでない に感想がまとまるように、心をひっかきまわすようなことをしてないだけかもしれません。

いや、恋人を抱くように愛撫するし、エレチューもしますが、エレチューはプレイの一環としてしますし、プレイ以外の時間は割と「お客様との対話」感が強く出るので、お客様の気持ちがクールダウンできるのだと思います。

(そもそもガチ恋されるようなイケメンではないのですが、自虐とはいえ何度も言ってるとつらいものがあります)
質問
 

Q.自分から望んだわけではないのにフェラをさせられたりマンズリをされました。女風ではこれが普通の事なんでしょうか?



まず結論から申し上げますと、
・お客様にセラピストからフェラを要求する
・お客様が望んでいないマンズリをする
どちらも「普通ではない」です。
初めての女風でそのような対応にあたってしまったこと、残念な気持ちや悔しい気持ちは察するに余りあるものです。

勿論、これらについてお客様がそういうプレイ望んでいる場合はどちらもありえることですが、それは必ずコンセンサスを取って行われるものです。

お客様が対価を支払って風俗サービスを受けるものであって、これはお客様のされたいこと/したいことをするステージです。
セラピストが「自分も気持ちよくしてほしい」という理由でお客様にフェラを要求するのは、この原則から逸脱する行為です。
男性向けの風俗では、客がキャストを攻めるというプレイシーンが完全に確立されていますので、女性から愛撫を求めるというのは男を喜ばせるひとつの技法になります。

一方、女風では「女性に快感を提供する」ことが中心であることと、恐らく「お金払ってまで男に奉仕したくない」というマインドの方も多いはずなので、セラピストからお客様に愛撫を求めるというのは、クレーム要因になりますから、きっと多くのお店で「自分から求めるのはダメだよ」と教えていると推察します。
端的に言えばそのセラピストさんは「女性とエロいことしてお金がもらえる」というマインドで仕事をしている可能性が高いです。

続いて、望まぬマンズリの件ですが、これは男性向け風俗においても素股とは明確に区別された行為で、キャストからもお店からも嫌われる行為ワースト3に入るのではないかと思います。
これは、お察しの通りうっかり入ってしまうからです。
うっかり挿入→生本番を狙っている可能性が高いなと感じます。

また何より悪質なのは質問者様を「こういう扱いをしていい相手と認識して行動にうつした」ことにあると思います。
拒否され不満を持たれ二度と指名がなくても痛くないほど売れている方なのかもしれませんし、あるいはきわめて低いマインドで仕事に就かれてるのかもしれません。

ご質問の文章から判断すれば、恐らくこのセラピストさんを二度と指名しないのでしょうが、そのスタンスでよろしいかと思います。
これらについては、気まずくなろうとなんだろうと望まぬ場合はしっかり拒絶してください。