DIARY 夏目 ハルの写メ日記
会話の途中で、「最近、何かハマってるものありますか?」って聞くことがある。 深い意味はない。 でも、その質問でその人らしさが見えることが多い。 急にパン作りを始めた人。 朝の散歩にハマっている人。 韓国ドラマを一気見して寝不足になった人。 話している本人が楽しそうだと、こっちまで嬉しくなる。 僕は、人が好きなものを話している時間が好きなんだ。 少し早口になったり、目が輝いたり。 そんな瞬間を見ると、「いい時間だな」と思う。
昔から、待ち合わせには少し早く着く。 5分か10分くらいだけど。 急かされるのが苦手だから、自分が待つ方が気が楽なんだ。 この日も近くのカフェでコーヒーを飲みながら外を眺めていた。 「ちゃんと会えるかな」なんて心配はしていない。 でも、待っている時間は嫌いじゃない。 どんな話をしようとか、今日はどんな一日になるんだろうとか、そんなことを考えている。 予定をこなす感覚じゃなく、「人に会う時間」として過ごせるのが好きなんだと思う。 だから僕は、時間ぴったりに会うことより、会った瞬間にお互いが笑顔にな...
この前、友人と食事をしていた。 特別面白い話をしていたわけじゃない。 昔の失敗談を話して、お互い笑って、それだけ。 帰り道で思った。 「今日はたくさん笑ったな」って。 大人になると、大笑いする機会って意外と減る。 だからこそ、自然に笑える相手って貴重なんだと思う。 僕も誰かにとって、そんな時間を作れる人でいたい。
このお仕事は人の話を聞くのもメインで、仕事をしていると、「聞くのって疲れませんか?」と聞かれることがある。 でも、僕はそう思ったことがあまりない。 むしろ、その人しか知らない話を聞けるのは面白い。 好きなもの、昔の思い出、最近あった出来事。 同じ人なんて一人もいない。 だから毎回新しい発見がある。 たぶん僕は、話すことより「知ること」が好きなんだと思う。 それが今の仕事を好きな理由の一つかもしれない。
この前、目的地まで少し遠回りをしてみた。 特に理由はない。 天気が良かったから、なんとなく歩いてみようと思っただけ。 途中で小さな喫茶店を見つけて入ってみたら、すごく落ち着くお店だった。 もし急いでいたら、きっと気づかなかった景色。 昔の僕は効率ばかり考えていたけど、最近は予定どおりじゃない時間も好きになった。 人生も同じなのかもしれない。 遠回りしたから出会えるものって、意外とあるんだよね。
街を歩いていると、つい見てしまうものがある。 それは人の服装でも顔でもない。 人との接し方。 店員さんへの話し方だったり、エレベーターで扉を押さえる姿だったり。 そういう何気ない場面には、その人らしさが出る気がする。 だから僕は、そういう瞬間を見ると少し嬉しくなる。 特別な優しさじゃなくてもいい。 自然にできる優しさって、すごく素敵だと思う。
仕事をしていると、いろんな言葉をもらう。 でも、ずっと心に残っている言葉は意外と短い。 「なんか安心した。」 たったそれだけ。 大げさに褒められたわけじゃない。 でも、その一言は今でも覚えている。 頑張って楽しませようとするより、安心して過ごしてもらえる方が、自分らしいのかもしれない。
スーパーへ行くと、つい同じものを買ってしまう。 「今日は違うものを作ろう」と思っていたのに、気づけばいつものカゴの中。 気づいて一人で笑ってしまった。 人って、安心するものを自然と選ぶんだね。 食べ物もそうだけど、人も同じなのかもしれない。 刺激的な人より、「また会いたいな」と思える人。 僕もそんな存在になれたらいいなと思う。
電車に乗っていると、つい人を見てしまう。 もちろんジロジロじゃない(笑) 親子で楽しそうに話していたり、友達同士で笑っていたり。 そんな何気ない景色を見るのが好きだ。 この前は、小学生くらいの男の子が、お母さんの荷物を持って歩いていた。 その姿がなんだか微笑ましくて。 小さな優しさって、ちゃんと周りを温かくするんだなと思った。 だから僕も、誰かが気づかないくらいの優しさを自然にできる人でいたい。
昔の休日は、とにかく予定を入れていた。 せっかく休みなんだから、有意義に過ごさなきゃって思っていたから。 朝からカフェに行って、買い物して、ジムへ行って…。 でも気づくと、休んだはずなのに疲れてることがよくあった。 最近は予定を一つくらいにして、あとはその日の気分で決めることが増えた。 気になっていた本を読む日もあれば、何もしない日もある。 最初は「もったいないかな」と思ったけど、不思議とその方が心が軽い。 大人になると、時間は増えない。 だからこそ、予定を埋めるより、気持ちに余白を残す方が大切...