DIARY 大地の写メ日記

僕は大型書店が大好きです。 まるでテーマパークに遊びに行くような、心が躍る気持ちになります。 いつも「今月はどんな新しい本が出たかな」と胸を高鳴らせながら、店内を歩き回っています。 皆様は心躍る場所や事はありますか?

人間のあらゆる行動を「進化の結果」として見直す、非常に刺激的な一冊でした。現代社会は、狩猟採集時代に最適化された脳で生きるサピエンスにとって異常な環境であるという視点。 印象的だったのは、「現代を生きる脳は、原始時代の設計のまま」という考え方。だからこそ、人間関係の不器用さや、思わずとってしまう行動にも理由があるんだなと納得しました。

僕は人生の目標として100歳以上生きるという野望を持っています。 まだ80歳には程遠いですが、事前に心構えを身に着けていくことが重要だと考えています。衰えを無理に止めるのではなく、うまく受け入れながら生きていく力がこれからの高齢者には必要だという言葉が心に残りました。 社会とのつながりや“やりたいことをやる自由”を大切にすることも、老後を豊かにするカギだという。高齢になっても「新しいことに挑戦していい」「自分の楽しみを大切にしていい」と背中を押してくれる本でした。

いかにタンパク質が生物にとって重要なのかわかる一冊です。 動物たちの食行動を観察することで、人間の食欲の本質に迫っていきます。バッタやサル、ネズミ、果ては人間まで、すべての生物が“必要な栄養素”を求めて食べていますが、そのなかでも特に「タンパク質」に対する欲求が、他の栄養素の摂取量を左右するという「タンパク質レバレッジ仮説」は衝撃的でした。

マーケティングとは、単にモノを売る技術ではなく顧客の選ぶ理由をつくる行為と謳っています。広告や値下げではなく、「なぜこの商品を買うのか」をお客さん自身が説明できるようなストーリーづくりこそが、これからの時代に求められているとの事。 僕自身も価格競争に巻き込まれがちな業界にいるので、「価値の言語化」「ブランドの意味づけ」は今後もっと考えていくべきテーマだと痛感した。単に安くて便利なものではなく、「高くても選ばれる」理由をどう生み出すか。これからのビジネスのヒントが詰まった一冊でした。

AI時代を生き抜くには、机上の知識よりも自然の中で培う感覚や経験が大切だと改めて感じました。五感を使って学ぶ時間、もっと増やしたいですね🌿都心部で子育てする際は、公園や身近に自然を感じられる場所を事前に抑えるべきだなと思いました。

この本は、「どうして人間だけが地球を支配する存在になれたのか?」という疑問に対して、わかりやすく、そしてとても面白く教えてくれる一冊でした。 人間は、体が特別に強いわけでも、足が速いわけでもないのに、なぜこんなにも他の動物たちより強くなれたのか。それは「信じる力」や「協力する力」そして「物語をつくる力」によるものだったという話に、思わず「なるほど!」と納得しました。

江戸時代における食の教えを広めた水野南北の『修身録』を、現代の視点からわかりやすく解説した一冊です。 ついつい食べ過ぎてしまう僕にとっては、耳の痛い内容ばかりでした。 いつの時代も自分を律することが大事だと改めて自分に厳しくしなければと気を引き締める気持ちになりました。 しかし、食を通じて心や運命を整えるという発想には深く考えさせられました。心の清さは食事(自分を律する厳しさ)から!

ファッショントレンドを通じて、時代の変化がとてもわかりやすく解説されている一冊でした。 ファッションが「着飾るもの」から「生き方」へと変化していった過程を通して、ファッションの歴史だけでなく、近年の日本社会の動きまでも思い起こしながら読むことができました。 特に印象的だったのは、「自分らしく丁寧な暮らし」が憧れの生き方として注目された時代の描写です。いまはコスパやタイパが重視される時代ですが、だからこそ、丁寧さや繊細さを大切にしたいと、改めて感じさせられました。 ここ数年でファッションを学ぶよう...

普段はあまり小説を読みませんが、成瀬シリーズを読んで以来、宮島さんの作品が出るたびに欠かさずチェックしています。 なかでも、学生生活を舞台にした作品は、絶妙なリアリティと独特の空気感が魅力で、思わずクスッと笑ってしまう場面も多く、読むたびに引き込まれます。僕自身、学生時代は競技スポーツに打ち込んでいたこともあり、この物語に出てくるような日常や人間関係に、少し憧れのようなものを感じながら読んでいます。