【TAKAHASHI】質問箱お答えログ No.19
2022/05/11 20:00
Q.性感でイクことができず、セラピも焦ってきてるのがわかってしまった場合演技したほうがいいですか?
感じている演技、イッた演技はせず、するとしても、ご自身またはご自身およびセラピストさんの気分を高揚させるための演技にとどめるべきだと考えます。
性感において「イク」ことは最高のゴールのひとつではありますが、唯一の正解というわけではないと思っています。
オーガズムについては今なお研究の道の半ばなのか、はっきりとした解が導かれていないようです。
比較的容易にイケる人、数多の経験の結果イキグセがついている方、イキにくい方、イッたことがない方…と、女性と「イク」の関係性は十人十色です。
どんなに経験豊富なセラピストさんであっても、どんなに上手いと自信を持っている男でも、「頑張れば必ずイカせることができる」ということはないと思います。
指や舌のフィット感、感触、ヌルヌルのちょうどよさ、女性側の受け入れ体制など様々な要因が噛み合っていないと、むしろイクことから遠ざかる、という感覚はおわかりいただけると思います。
男性向け風俗でも「あー、このフェラはぜったいイカないし、時間をかければかけるほど遠ざかるわ」ということがあります。
この状態で「あともう少し」なんて言われた日には、特に女性はある体内に指を入れられてるのですから、気持ちよくないだけならまだしも、痛みをおぼえたり傷がついたりしたら、と思うと恐怖すら芽生えると思います。
この状態でイッた演技をして、お客様の成功体験と逆行していることに気づいていないセラピストさんに、かりそめの成功体験を与えることは、とてもとてもマイナスなことです。
女風セラピスト界においては人材育成面でマイナスですし、それはそのままお客様へのサービス面のマイナスとしてはね返ってしまいます。
「イク」ことは唯一の正解ではない、と申し上げました。私は性感をやってて「あ、このままではイクことはなさそうだな」と思ったら焦って手数を増やしたり早めたり粘ったりということはせず、一番無理なく気持ちいい場所を探して、もう一つの正解である「ずっと気持ちいい」を目指します。
空気を崩さずにセラピストさんの粘りをシャットするには、「ちょ…!ちょっと待って…!はぁっはぁっ!もう…もうお腹いっぱい…これ以上やると痛くなっちゃうから、休憩しよ。水飲む?」とかGスポットを重点的に攻められたら「あーもうダメだ、トイレいかせて」くらいの小芝居にしておきましょう。