ブログ



 

Q.女風をはじめて「やらかした」と思った失敗エピソードとかありますか?


「やらかした」エピソードかぁ。
どんなものが該当するんでしょうねぇ。

3時間コースで性感に全力出しすぎて2時間時点でお客様が「もうおなかいっぱい」になってしまったこととか

ローション風呂を楽しんだ浴室でツルッとすべって頭打ってア〇ル丸見えの状態で5秒くらい天国の父と会話したこととか

「潮を吹いてみたい」というお客様にたくさん潮を吹かせて差し上げることに成功し、世界地図みたいなシミの出来たシーツを一緒に眺めながら

「わたし今夜ここに泊まるんだけど…」

と言われて絶句したこととか

その教訓を踏まえて潮を吹きやすい/吹きにくいにかかわらず性感の際にタオルを下に置いておくようにしたものの、的が外れて結局ユーラシア大陸みたいなシミができて

「わたし今夜ここに泊まるんだけど…」

と言われて絶句したこととか
このあたりは「やらかした」エピソードになりますかね?



 

Q.逆に「でかした自分」みたいなエピソードはありますか?


「やらかした」エピソードは、自虐ですから笑いの為にはいくらでもおもしろおかしく表現できますからね。楽しんでいただけて嬉しいです。ありがとうございます。

「でかした自分」といったエピソードはもう少し生々しくなるので表現のしかたに気を付けねばなりません。なるべく特定のお客様が「あたしのことだ」と思わずに「あたしも含めてこういう人もいるよねきっと」と思うくらいに薄めてお話ししますと。

まずはライトなところでいいますと、王道ではありますが

・「イッたことがない」「ほとんどイケないから女風でイクことは求めてない」というお客様に絶頂をプレゼントできた時に「よし!いい仕事したなオレ!」と祝杯をあげます(ファンタ)。
・「潮を吹いてみたい」というお客様に、きっちりと潮吹きを体験していただけた場合は、少々顔にかかった潮をF1ドライバーのシャンパンファイトに見立てて、表彰台にのぼった気持ちになります。

そして個別エピソードとは少し違いますが
元々この世界に身を投じるキッカケは、とあるマダム風俗嬢の発言でした。

「あなたお金払ってクンニしてる場合じゃないよ。たぶん、あなたのクンニはお金がとれるから、試しに夜の世界でその舌を振り回してみたら?」

この発言を受けて女風を知り、この世界に飛び込みました。
一方で「本当にそんなレベルなのだろうか?ヘタクソ!って怒られないか?」という不安はありました。
しかしながらこれまでお会いしてきたお客様の感想・反応から、「ちゃんとお金を頂戴できるクンニしてるじゃん、オレ!でかした!クンニ好きでよかった!」と今自分を少しだけ褒めているところです。
質問

Q.女性の一人遊びで、自分で指を入れてみても中の感覚が無の状態で良いのか悪いのかよくわかりません。まずはバイブ等でクリトリスから触っていく方が良いのでしょうか?



僕は女体ユーザーではないので自己開発に熱心な女性に聞くのが良いかもしれませんが、僕がそうした女性から聞いた話を整理したものをお伝えしますね

・何はともあれリラックス。お布団にくるまったりお風呂入ったりで体を温めて、自分がえっちだと思うコンテンツ(男女でもBLでもSMでも好きに)を見たり妄想して気分を高める

・最初はクリだけや乳首だけを指でふにふに触ったり優しく撫でてみる。痛いようなら薬局等にある潤滑ゼリーを使う

・膣内などわかりにくい快感を見つけるときは、クリトリスや乳首など相対的にわかりやすい快感を呼び水にするとグッド。つまり、クリと中を同時に刺激してみる→気持ちいいなと思ったら、クリの方を少なくしていく→そのうち中だけでも少し気持ちいい気がしてくる、をめざす

・膣はじわっとした圧迫が気持ちいいので、自分の指だと手首の角度の関係でやりにくいかも。太くなくて当たりが柔らかそうなバイブをAmazonで買うと良い(クリと一緒になってるやつは、ひとつ前で話した別々の刺激がやりにくいので買わない)(動いたり回る必要はない。揺れるくらいで十分)

・バイブは電源オフか最弱スタートで。入れたまま手でゆっくり揺らしてみる(最初はクリ触るのと一緒でもOK)。時々お尻の穴をぎゅっと締めると中が動いて感覚変わるかも
質問

 

Q.女性がイクのは、相手側の技術だけでなく女性側が素直に感じ、全てを解放してありのままの自分を受け入れる態勢が必要なんだと、頭では分かっているけど中々素直になれず、ついイク手前で我慢してしまいます。なにかアドバイスなどはないでしょうか。



まず、「イくためには女性が素直に感じ、自己を開放することが大事」というのは、イけない原因を女性側に押し付ける嘘が半分です(残り半分位は事実を含むかもしれませんが)

我慢しないのを「素直」という気持ちの問題っぽい言葉で捉えるのも、ズレた男性目線っぽくて有害なのでついでにやめてしまいましょうか。

イケない理由のうちかなりの割合はそんな高尚な話でなく、単に慣れないシチュエーションで力を込めたり脱力するコツを体が覚えてないだけです。人に見られながらおしっこできますか?とか、立ったままおしっこができますか?と大して変わりません。なんなら使う筋肉も半分同じです。

もっと気楽に考えましょう。人は自分の体に「自分を解放して」とか「素直になって」みたいな命令を送ることはできませんが「ここでおしっこを踏ん張る感じ」「太ももをぎゅっと閉じる」「お尻の穴をぐっと締める」というような命令は容易に送ることができます。そう言う力の入れ方抜き方とか、足を伸ばしてみたり〜お腹に引きつけるように曲げてみたり〜後ろ回りするみたいにお尻の穴を高く上げてみたり、具体的なことをあれやこれや試してみてください。そうしていく中で前よりも気持ち良くなる方法が見つかると思います。

強いて自分を開放要素があるとすれば「まぁここでおしっこ漏らしてもいいや」「ちょっと白目になっちゃったりえぐい声出ちゃってもいいや」みたいな良い意味の諦めがあると、試せることの振り幅が大きくなるのでイきやすくはなりますね。これは心構えというか、相手を選んで諦めるだけなので少し簡単です。
質問

 

Q.SMの定義がよく分かりません。暴言や暴行を加えるような心身に痛みを伴わないSMプレイもあるのでしょうか?

 
これは丁寧な説明を要する質問なのですが、まず私の答えは「ある」となります。以下、非専門家ではありますが私からの補足説明と、私が女風セラピストとして対応できる範囲をお伝えします。

日本で「SM」と呼ばれるものを私なりに定義付けするなら、以下になります。

===
下記①②のいずれかもしくは両方を通じて、性的な興奮や快楽を得る行為
①他者に苦痛を与える、または他者から苦痛を与えられること
②他者を支配していると感じる、または他者に支配されていると感じること
===

英語では①をサディズム/マゾヒズム、②をドミナント(支配)/サブミッシブ(服従)、と違う言葉で呼びますが、日本語では①②を「SM」と一括りにするのが一般的なのでわかりにくくなっています。なお最近は日本でも主に愛好家の間で、苦痛よりも支配/服従を主軸にする性癖を「Dom/Sub」と呼ぶなど、使い分けをするようになってきているようです。

ここで重要なのは、①②は行為の中でしばしば同時に行われますが、単体でも成立しうるということです。少し危険な言い切りをすると、①は「何をする/されるか」に興奮の力点があり、②は「誰とする/されるか」に興奮の力点があります。

ですのでご質問の例で言えば、たとえ心身の苦痛を伴わなくても、「自分は相手を支配している/相手に支配されている」と信じることができて、それに喜びを感じるのであれば、部外者が何と言おうと2人の関係はSM的とみなせるでしょう。少なくとも私はそのように見ます。

さて、私がセラピストとして対応できる範囲は「①は危険の少ない範囲で対応可、②は時間限定のロールプレイのみ」となります。①は一定の知識と経験がありますので、体験したいものを一定お出しできるかと思います(本格的な緊縛など、私が提供できないものは専門店をご紹介します)

②ですが、他者と支配/被支配を信じられる関係性を作るには個別の積み重ねが必要になりますし、それは互いに心のリソースを大きく割く営みです。お客様とそうした関係を築くことは「時間内の施術」という風俗業の枠をはみ出しかねませんし、何より私のキャパシティを超えてきます。

ですから私はDom/Sub的な空気の施術を提供する範囲を「雰囲気を理解するための遊び」に限らせていただきます。時間が来たらセラピストとお客様のフラットな関係に戻り、互いの私生活に支配/非支配の相互依存関係を持ち込まないことが前提となります。もしその範囲でご興味があるようでしたら、お声掛けをいただければ幸いです。


 

Q.せっかく可愛い下着をつけていくので、シャワー後に下着をつけたままスタートしたいです。うまく言う方法はありますか?


なるほど。それは虚しいですね。事前準備が甲斐なきものになるのは本当に虚しいし「おまえにこの肩透かしくらった気持ちがわかんのか!」と言いたくもなります。

シャワーを浴びてベッドの上でスターティングポジションにつき、パウダー性感やオイルマッサージを行うという段取りの場合、この時点で全裸+バスローブ/ガウンになっていただく方が都合いいので、そのような案内になるのも理解できます。よってその前に仕掛けるのが得策と言えましょう。

お客様がシャワーに行く際に「全裸+バスローブで出てきて」と言われた場合
取るべきアクションは2つに1つです。

①「あのね、今日は可愛い下着つけてきたの。あなたが脱がせて(ハート)」と脱衣エスコートを要請する。
→この時点で脱衣サポートするセラピの背中に手を回すなどしてゼロキョリからの吐息のメインディッシュを楽しみましょう。
→場合によってはこのままおっ始まる可能性もございますね(ドキドキ)。

②指示をガン無視して、シャワー後に下着をつけて出てくる
→これで「全裸+バスローブだって言ったじゃねーか」といえるセラピはそう多くありません。この状況に対応すべくセラピは可愛い下着を目で楽しんで脱衣サポートもする方向にスイッチします。そして思うようにいかない女性を相手にする時ほど、男というのは燃えるものです。

さらに無難に事を進めるには
「可愛い下着つけていくね!」と前日に言っておきましょう。

→これすらも無視して、せっかくチョイスした可愛い下着を愛でてくれないセラピはさすがにカットアウトかもしれませんね。