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質問
 

Q.セラピストさんが沢山褒めてくれて、受け止めてくれたおかげで前向きになって、女性として自信がついてきました。営業だと分かっててもプラスになれた事が嬉しいです。一時は沼りそうになりましたが、セラピストさんは偉大だなと思いました。これから活動頑張って下さい



風俗のよいところとして、口説いたり、距離を縮めたり…と通常の恋愛で経るステップを何段もすっとばして、いきなり肌を重ねたラヴ・コミュニケーションが取れることにあります。
この体験によって得られるものってきっと多いのだと感じます。

ひとりだけ初心者という状況下で試合に投入された桜〇花道が、自分の持ち物すべてを駆使して実践の中でメキメキ成長していくように
やはり自分を見つめながらラヴ・コミュニケーションの中で、自分の性を磨くというアティテュードはとても重要な要素だとも言えます。

質問者様はご自分に自信がなかったとしても、セラピストさんとの逢瀬の中で、ひとつひとつ自分を輝かせられるポイントを見つけて行けたのだと思いますから、相性のいいセラピストさんと出会えたのだなと感じています。
セラピストさんもグッジョブで偉大だと思いますが、女風遊びをご自身のプラスや幸福に昇華できた質問者様も偉大だと思います。

これからも細々と頑張りますが、私へのお声がけもひっそりとお待ちしております。
質問
 

Q.自己肯定感が低く大切にされたくないので非情なSに加虐してもらう、というのはSMプレイとして成立しますか?



それはですね、基本は成立しないと思った方が健康に良いです!

自称S男性の大半はあなたの自己肯定感を余計に削ぐことをする質のよろしくない人間なので、それをなるとデトックスどころか8割方精神的にもっと悪いことになります。

唯一成立するパターンは、あなたを人として扱ったり気を遣うこともできる優しくて賢い人に、たまたまそういう性癖があった場合ですね。
基本的にそういう人はSを名乗っていないしSM畑にも出てこないので、たまたまあったらラッキーくらいに考えておきましょう!
質問
 

Q.女風のセラピを好きになっちゃってちょくちょく指名して幸せな気持ちになってたけど、いろいろあってお別れ(女風卒業)しようと思ったのですが、やはり辛いです。



疑似恋愛だとわかっていても、肌を重ねる逢瀬を繰り返すわけですから、自然と気持ちが入っていってしまうのはとてもとても理解できます。
気持ちが入った上で夢見て楽しんでいますから、突然相手が風俗キャストである現実を見せるような態度をとったり、突然のお別れがくると引き裂かれるような思いになります。

よくこの質問箱の回答でも「風俗遊びである」「現実世界に戻る線を保つ」ことを強く語りますが、それは私にも風俗キャストにガチ恋して、突然のお別れがキツかった経験があるからです。その後1年はその子を思い出さない夜はなかったし、へたすれば今でも街でベージュのジャケットとショートカットの女性を見かけると、その子なのでは?と目をやってしまうくらいです。

プロの催眠術師は、パニックに対応すべく、催眠術が解ける催眠を先にかけるといいます。
「この部屋を出たら催眠が解ける」みたいな催眠を先にかけて、「動物になる」催眠のせいでそのまま部屋を出てしまってもパニックにならないようにするそうです。

みんな最初は風俗遊びだとわかっています。
しかし逢瀬を重ねて肌を重ねる関係は、深くなればなるほど、現実と夢の境界を曖昧にしていきます。遊びが夢世界に変わり、夢世界から苦界に落ちる前に、自分で催眠を解いて現実に戻ることが大切だと身をもって知っているからこそ、みなさんにその道を避けてほしくて、いろいろ発信しているつもりです。
「所詮風俗遊び」「疑似恋愛にすぎない」「私に言った言葉は他の人にも言ってる」など、なんでもいいですから、苦界から自分を解放する合言葉を自分に埋め込んでください。

風俗利用はライセンス制でも登録制でもないので、厳密には一度知った以上は、「卒業」なんてないです。
10年後でも20年後でも使いたくなったら使えるものですからね。
とりあえず「今は使わない」というのも1つの正解です。
ゆっくり現実世界で傷を忘れて、また遊びたくなったら帰ってきてください。
質問
 

Q.性感でイクことができず、セラピも焦ってきてるのがわかってしまった場合演技したほうがいいですか?
 



感じている演技、イッた演技はせず、するとしても、ご自身またはご自身およびセラピストさんの気分を高揚させるための演技にとどめるべきだと考えます。

性感において「イク」ことは最高のゴールのひとつではありますが、唯一の正解というわけではないと思っています。

オーガズムについては今なお研究の道の半ばなのか、はっきりとした解が導かれていないようです。
比較的容易にイケる人、数多の経験の結果イキグセがついている方、イキにくい方、イッたことがない方…と、女性と「イク」の関係性は十人十色です。

どんなに経験豊富なセラピストさんであっても、どんなに上手いと自信を持っている男でも、「頑張れば必ずイカせることができる」ということはないと思います。
指や舌のフィット感、感触、ヌルヌルのちょうどよさ、女性側の受け入れ体制など様々な要因が噛み合っていないと、むしろイクことから遠ざかる、という感覚はおわかりいただけると思います。
男性向け風俗でも「あー、このフェラはぜったいイカないし、時間をかければかけるほど遠ざかるわ」ということがあります。

この状態で「あともう少し」なんて言われた日には、特に女性はある体内に指を入れられてるのですから、気持ちよくないだけならまだしも、痛みをおぼえたり傷がついたりしたら、と思うと恐怖すら芽生えると思います。

この状態でイッた演技をして、お客様の成功体験と逆行していることに気づいていないセラピストさんに、かりそめの成功体験を与えることは、とてもとてもマイナスなことです。
女風セラピスト界においては人材育成面でマイナスですし、それはそのままお客様へのサービス面のマイナスとしてはね返ってしまいます。

「イク」ことは唯一の正解ではない、と申し上げました。私は性感をやってて「あ、このままではイクことはなさそうだな」と思ったら焦って手数を増やしたり早めたり粘ったりということはせず、一番無理なく気持ちいい場所を探して、もう一つの正解である「ずっと気持ちいい」を目指します。

空気を崩さずにセラピストさんの粘りをシャットするには、「ちょ…!ちょっと待って…!はぁっはぁっ!もう…もうお腹いっぱい…これ以上やると痛くなっちゃうから、休憩しよ。水飲む?」とかGスポットを重点的に攻められたら「あーもうダメだ、トイレいかせて」くらいの小芝居にしておきましょう。
質問
 

Q.お客側もセラピとは基本的にはツイ垢やお店公式のラインでしか繋がれないのでセラピ側が気に入らないことがあったり、クレームしてもスルー、店舗に伝えても客側が悪かったとして片付けられる現実があることも知ってほしいです。


長くなりすぎてなかなか回答できませんでした。

このご質問の主文は「~現実があることも知ってほしいです」なのでしょうが、枕詞的に「セラピや店舗の損失や精神的なショックはわかりました」とあるので、うがった見方をすれば「ユーザーも理不尽を受けているのだから、あなたたちもおあいこでしょ?」という意味にも読めてしまうのですが、とりあえずその受け止め方をするとダークになってしまうので、少し抑えて…
実損のでる無断キャンセルと、クレームを受け止めてもらえない不条理は少々レイヤーの違う問題なので分けて考えた方がよいです。

とても現実的にお話しするので、途中までで気分を害してしまうかもしれませんが、最後までお読みくださいませ。

ドタキャン問題は実損が出る債務不履行状態になるので、現実的には訴訟などは難しい(コスト・損害額の立証)とはいえ、倫理的な問題となります。それに加えてこの損害を未然に防止する策がシステム上まだ足りないというのは以前お話しした通りです。

そして後半のお話。
セラピとの接点がTwitterやお店LINEしかないことから始まって、お店へのクレームのお話になっているので、恐らく質問者様は気にいらないことがあったりしたときに、セラピストに物申してから、それに抗弁されたり無視された結果を受けて、お店にクレームという順序でことを進めたのではないかと予想します。
その仮定でいえば、お店の対応の是非は一旦置いておいて、順序は正しくないと思います。
クレームを入れるべき事柄は、セラピスト本人をすっ飛ばして店に伝えるべきです。
店にクレームが入れば比較的すぐに本人に事実確認が行われると思うですが、ここでセラピストに先に伝えてしまうことによって、セラピストが自身を正当化するロジックを組み立てたり(あるいはお客様の虚言説を作り出す)、店への弁明を準備する時間を与えることになります。(一般社会でも会社や上司に対し自分へのクレームが届くと予めわかっていたら、少しでも責任を軽くする言い訳を考えてしまうものです)
この時間を与えずに店からの事実確認が入れば、セラピストに身に覚えのあることであれば、事実を認めて反省したり、答えに窮したり、逃亡するか(よほどひどい場合)、の結果が出そうなもので早期に決裁が下ると思います。

また、クレームを入れるべき内容・事象について、不満に感じる主なところは
①アポイントの時間管理や接客態度など客商売の基本
②サービスに満足できず
③本番行為の強要被害 
といったところでしょうか。

これらをお客様が悪かったこととして片づける、というのは事情によってまた様相が異なってきます。
その理由のひとつとして、無店舗型派遣の形態である以上、現場で何が起こっているかわかる人が当事者しかいないことが挙げられます。

①については、直接現場を見ていなくても約束の時間に合流していない、コース時間を全うしていないことは連絡タイミングなどのエビデンスがあるので整然と状況を伝えられそうです。
特に時短については契約不履行になるので、私の前所属店では極端な時短のケースであれば一部返金対応が行われるレギュレーションがありました。
接客態度だけはお店が直接見ていないので、即何かジャッジされるものではないかもしれませんが。

②についてはものすごくその場での扱いが難しいところです。
「事実」と「感想」の線引きが難しいこともあります。
たとえば手マンが強すぎて出血してしまった、という内容であればお店もセラピストも真摯に受け止めるべきですが、「性感がうまくなかった」だと少々困ると思います。
また、「イチャイチャが足りない」とか「私を褒めてくれない」だと更にジャッジが難しいです。
いずれも「感想」の度合いが強いからです。

③についても、音声や映像の記録がないとたとえ事実であってもなかなか即ジャッジはしにくいところです。いかんせん、見ていませんから。
とはいえ、同様のクレームが複数件届くと、お客様の主張の信憑性が高まりお店も動きやすくなります。

運営から現場が見えていない都合上、どうしてもクレームへの即対応が難しく(キャストが事実を即認めれば話は別ですが)、どちらかあるいは両方が嘘をついている可能性も織り込んでクレームを受け止めねばならないのが常です。
前述の通り、同様のクレームがくることも視野に入れて、クレーム後はしばし静観するというのもよいと思います。
感情的に詰めるのも避けた方がいいです。
感情的になると論理破綻しやすく論理も形勢も崩されてしまいます。

クレームは「相手」「内容」「要求」について冷静に伝えないと、一気に悪者にされてしまう側面があります。
お店に言ってもスルーされるというのは理不尽だし胸糞悪いですが、掘り下げてみるとその点うまくいってないのかもしれないなと想像しました。
(もちろん本当に真摯に受け止める気のない場合もあるかもしれません。その場合は唾はいて利用をやめて次にいきましょう)

ちなみに私がデリ利用時にどうしても我慢ならなかったときは、店長、MGR、あるいは本部宛に
「女性本人にはとりあえず言わなくていいんですけど、今回~~~っていうことがあって。いや、わかる。わかるのよ。そうしたくなる気持ちは。でもこれって楽しんでサービス受けられないし、こういうのが続くと掲示板とかで広まって悪影響だし、それとなく全体に注意喚起してもらいたいです。今後も都合よく使っていきたいから、店の人気落ちてもイヤなんすよ」って言います。
すると、自分の発している言葉にも余裕があるので、結構真摯に受け止めてもらえます。
「おかげさまで、それとなくキャスト一同に指導できました。今回はありがとうございます。次回ちょっと割引しますね」
とより濃密な信頼関係を運営と築くことができます。信頼関係が少しでも出来てくると言葉は更に届くようになります。…という余談でした。