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質問

 

Q.SMの定義がよく分かりません。暴言や暴行を加えるような心身に痛みを伴わないSMプレイもあるのでしょうか?

 
これは丁寧な説明を要する質問なのですが、まず私の答えは「ある」となります。以下、非専門家ではありますが私からの補足説明と、私が女風セラピストとして対応できる範囲をお伝えします。

日本で「SM」と呼ばれるものを私なりに定義付けするなら、以下になります。

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下記①②のいずれかもしくは両方を通じて、性的な興奮や快楽を得る行為
①他者に苦痛を与える、または他者から苦痛を与えられること
②他者を支配していると感じる、または他者に支配されていると感じること
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英語では①をサディズム/マゾヒズム、②をドミナント(支配)/サブミッシブ(服従)、と違う言葉で呼びますが、日本語では①②を「SM」と一括りにするのが一般的なのでわかりにくくなっています。なお最近は日本でも主に愛好家の間で、苦痛よりも支配/服従を主軸にする性癖を「Dom/Sub」と呼ぶなど、使い分けをするようになってきているようです。

ここで重要なのは、①②は行為の中でしばしば同時に行われますが、単体でも成立しうるということです。少し危険な言い切りをすると、①は「何をする/されるか」に興奮の力点があり、②は「誰とする/されるか」に興奮の力点があります。

ですのでご質問の例で言えば、たとえ心身の苦痛を伴わなくても、「自分は相手を支配している/相手に支配されている」と信じることができて、それに喜びを感じるのであれば、部外者が何と言おうと2人の関係はSM的とみなせるでしょう。少なくとも私はそのように見ます。

さて、私がセラピストとして対応できる範囲は「①は危険の少ない範囲で対応可、②は時間限定のロールプレイのみ」となります。①は一定の知識と経験がありますので、体験したいものを一定お出しできるかと思います(本格的な緊縛など、私が提供できないものは専門店をご紹介します)

②ですが、他者と支配/被支配を信じられる関係性を作るには個別の積み重ねが必要になりますし、それは互いに心のリソースを大きく割く営みです。お客様とそうした関係を築くことは「時間内の施術」という風俗業の枠をはみ出しかねませんし、何より私のキャパシティを超えてきます。

ですから私はDom/Sub的な空気の施術を提供する範囲を「雰囲気を理解するための遊び」に限らせていただきます。時間が来たらセラピストとお客様のフラットな関係に戻り、互いの私生活に支配/非支配の相互依存関係を持ち込まないことが前提となります。もしその範囲でご興味があるようでしたら、お声掛けをいただければ幸いです。


 

Q.せっかく可愛い下着をつけていくので、シャワー後に下着をつけたままスタートしたいです。うまく言う方法はありますか?


なるほど。それは虚しいですね。事前準備が甲斐なきものになるのは本当に虚しいし「おまえにこの肩透かしくらった気持ちがわかんのか!」と言いたくもなります。

シャワーを浴びてベッドの上でスターティングポジションにつき、パウダー性感やオイルマッサージを行うという段取りの場合、この時点で全裸+バスローブ/ガウンになっていただく方が都合いいので、そのような案内になるのも理解できます。よってその前に仕掛けるのが得策と言えましょう。

お客様がシャワーに行く際に「全裸+バスローブで出てきて」と言われた場合
取るべきアクションは2つに1つです。

①「あのね、今日は可愛い下着つけてきたの。あなたが脱がせて(ハート)」と脱衣エスコートを要請する。
→この時点で脱衣サポートするセラピの背中に手を回すなどしてゼロキョリからの吐息のメインディッシュを楽しみましょう。
→場合によってはこのままおっ始まる可能性もございますね(ドキドキ)。

②指示をガン無視して、シャワー後に下着をつけて出てくる
→これで「全裸+バスローブだって言ったじゃねーか」といえるセラピはそう多くありません。この状況に対応すべくセラピは可愛い下着を目で楽しんで脱衣サポートもする方向にスイッチします。そして思うようにいかない女性を相手にする時ほど、男というのは燃えるものです。

さらに無難に事を進めるには
「可愛い下着つけていくね!」と前日に言っておきましょう。

→これすらも無視して、せっかくチョイスした可愛い下着を愛でてくれないセラピはさすがにカットアウトかもしれませんね。



Q.セラピにガチ恋しそうでつらい



ガチ恋しないでスッキリ割り切って遊ぶのが風俗だ!

と言いきれたら楽なところですが、男性向けと違って、女性がその身体を預けるという性質上、どうしても気持ちや思い入れが入ってしまうというのも事実でしょうし、そういう感情に支えられて成立している業種でもあるとは思っていますので、
ガチ恋マインドは否定はしません。

ただ「つらい」に向かってどんどんアクセルを踏んでいくあり方については
少しメスを入れた方がいいかもしれません。

オタクが推しメンに散財する時「オレ、ガチ恋だから(キリッ」なんて言いながらやってますが、これはあくまで「ガチ恋キャラ」としてオタクとしての自分を奮い立たせている面もあります。

当然推しメンを支えているマインドもかなりあるので気持ちや思い入れもかなりあるのですが、いざ推しメンが消えた時も「キャラ」としてガチ恋やっていたという自分の中の納得感は得られます。

一方で、本当に推しメンと結ばれると信じて散財したオタクの、推しメン引退後は見ていられないものでした。立ち直るのに1年を要したと思います。

どこかで「遊んでいる」「バカになったフリをしている」という自分と現実世界をつなぐ糸を一本腰に巻き付けておきながら、オンナとしてではなく女風ユーザーとしての自分を盛り上げるための「ガチ恋」にとどめておかないと、本当に沼底から這い上がるのに時間を要します。

我に返って現実とようやく直面できた時、既にプライベートがズタズタになっていたら(家庭不和とか貯金ゼロとか)、自身を否定するスパイラルにもなります。 どんな遊び方もハマり方も自由な世界ではあります。

繰り返しになりますが、現実世界と自分をつなぐ糸を常に意識してください。

ちなみにTAKAHASHIは、ガチ恋されるタイプでもなきゃ〇営みたいなことも基本しておりません。舌と指のみでお客様を魅了する生き様を貫きますので、やばくなったら私にお声がけくださいませ。