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質問

Q.女性の一人遊びで、自分で指を入れてみても中の感覚が無の状態で良いのか悪いのかよくわかりません。まずはバイブ等でクリトリスから触っていく方が良いのでしょうか?



僕は女体ユーザーではないので自己開発に熱心な女性に聞くのが良いかもしれませんが、僕がそうした女性から聞いた話を整理したものをお伝えしますね

・何はともあれリラックス。お布団にくるまったりお風呂入ったりで体を温めて、自分がえっちだと思うコンテンツ(男女でもBLでもSMでも好きに)を見たり妄想して気分を高める

・最初はクリだけや乳首だけを指でふにふに触ったり優しく撫でてみる。痛いようなら薬局等にある潤滑ゼリーを使う

・膣内などわかりにくい快感を見つけるときは、クリトリスや乳首など相対的にわかりやすい快感を呼び水にするとグッド。つまり、クリと中を同時に刺激してみる→気持ちいいなと思ったら、クリの方を少なくしていく→そのうち中だけでも少し気持ちいい気がしてくる、をめざす

・膣はじわっとした圧迫が気持ちいいので、自分の指だと手首の角度の関係でやりにくいかも。太くなくて当たりが柔らかそうなバイブをAmazonで買うと良い(クリと一緒になってるやつは、ひとつ前で話した別々の刺激がやりにくいので買わない)(動いたり回る必要はない。揺れるくらいで十分)

・バイブは電源オフか最弱スタートで。入れたまま手でゆっくり揺らしてみる(最初はクリ触るのと一緒でもOK)。時々お尻の穴をぎゅっと締めると中が動いて感覚変わるかも
質問

 

Q.女性がイクのは、相手側の技術だけでなく女性側が素直に感じ、全てを解放してありのままの自分を受け入れる態勢が必要なんだと、頭では分かっているけど中々素直になれず、ついイク手前で我慢してしまいます。なにかアドバイスなどはないでしょうか。



まず、「イくためには女性が素直に感じ、自己を開放することが大事」というのは、イけない原因を女性側に押し付ける嘘が半分です(残り半分位は事実を含むかもしれませんが)

我慢しないのを「素直」という気持ちの問題っぽい言葉で捉えるのも、ズレた男性目線っぽくて有害なのでついでにやめてしまいましょうか。

イケない理由のうちかなりの割合はそんな高尚な話でなく、単に慣れないシチュエーションで力を込めたり脱力するコツを体が覚えてないだけです。人に見られながらおしっこできますか?とか、立ったままおしっこができますか?と大して変わりません。なんなら使う筋肉も半分同じです。

もっと気楽に考えましょう。人は自分の体に「自分を解放して」とか「素直になって」みたいな命令を送ることはできませんが「ここでおしっこを踏ん張る感じ」「太ももをぎゅっと閉じる」「お尻の穴をぐっと締める」というような命令は容易に送ることができます。そう言う力の入れ方抜き方とか、足を伸ばしてみたり〜お腹に引きつけるように曲げてみたり〜後ろ回りするみたいにお尻の穴を高く上げてみたり、具体的なことをあれやこれや試してみてください。そうしていく中で前よりも気持ち良くなる方法が見つかると思います。

強いて自分を開放要素があるとすれば「まぁここでおしっこ漏らしてもいいや」「ちょっと白目になっちゃったりえぐい声出ちゃってもいいや」みたいな良い意味の諦めがあると、試せることの振り幅が大きくなるのでイきやすくはなりますね。これは心構えというか、相手を選んで諦めるだけなので少し簡単です。
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Q.SMの定義がよく分かりません。暴言や暴行を加えるような心身に痛みを伴わないSMプレイもあるのでしょうか?

 
これは丁寧な説明を要する質問なのですが、まず私の答えは「ある」となります。以下、非専門家ではありますが私からの補足説明と、私が女風セラピストとして対応できる範囲をお伝えします。

日本で「SM」と呼ばれるものを私なりに定義付けするなら、以下になります。

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下記①②のいずれかもしくは両方を通じて、性的な興奮や快楽を得る行為
①他者に苦痛を与える、または他者から苦痛を与えられること
②他者を支配していると感じる、または他者に支配されていると感じること
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英語では①をサディズム/マゾヒズム、②をドミナント(支配)/サブミッシブ(服従)、と違う言葉で呼びますが、日本語では①②を「SM」と一括りにするのが一般的なのでわかりにくくなっています。なお最近は日本でも主に愛好家の間で、苦痛よりも支配/服従を主軸にする性癖を「Dom/Sub」と呼ぶなど、使い分けをするようになってきているようです。

ここで重要なのは、①②は行為の中でしばしば同時に行われますが、単体でも成立しうるということです。少し危険な言い切りをすると、①は「何をする/されるか」に興奮の力点があり、②は「誰とする/されるか」に興奮の力点があります。

ですのでご質問の例で言えば、たとえ心身の苦痛を伴わなくても、「自分は相手を支配している/相手に支配されている」と信じることができて、それに喜びを感じるのであれば、部外者が何と言おうと2人の関係はSM的とみなせるでしょう。少なくとも私はそのように見ます。

さて、私がセラピストとして対応できる範囲は「①は危険の少ない範囲で対応可、②は時間限定のロールプレイのみ」となります。①は一定の知識と経験がありますので、体験したいものを一定お出しできるかと思います(本格的な緊縛など、私が提供できないものは専門店をご紹介します)

②ですが、他者と支配/被支配を信じられる関係性を作るには個別の積み重ねが必要になりますし、それは互いに心のリソースを大きく割く営みです。お客様とそうした関係を築くことは「時間内の施術」という風俗業の枠をはみ出しかねませんし、何より私のキャパシティを超えてきます。

ですから私はDom/Sub的な空気の施術を提供する範囲を「雰囲気を理解するための遊び」に限らせていただきます。時間が来たらセラピストとお客様のフラットな関係に戻り、互いの私生活に支配/非支配の相互依存関係を持ち込まないことが前提となります。もしその範囲でご興味があるようでしたら、お声掛けをいただければ幸いです。